確かにすごすぎたね……。
◆とりあえずは禁止の話
▽新禁止カード『霊気池の驚異』⇒禁止基準は?
メタゲームの支配率(30%超)ももちろんなのですが、「4ターン目に勝負を決する可能性のある2枚コンボ」という所が一番大きな理由みたいです。これは先に禁止された『守護フェリダー』&『サヒーリ・ライ』のコピーキャット・コンボにも通ずる概念であり、どうやら現在のスタンダードにおける禁止基準はこの辺にあるようです。
・異常な汎用性 … 『密輸人の回転翼機』
・オーバーパワー … 『約束された終末、エムラクール』
・即死コンボ … 『守護フェリダー』『霊気池の驚異』
・その他 … 『反射魔道士』
『反射魔道士』については、ちょっと違うと思うんですよね。禁止後の環境調整のため、が一番大きいところだと思います(ついでにバントカンパニー事件のハラキリ)。あとは「不快さ」というよくわからない基準もありますが、まあコミュニティからのフィードバック……でいいのかな。エムラクール・反射魔道士・霊気池なんかはこれにも該当するでしょうね。
ただ、これを傍から見た場合には単純にトップメタに躍り出たデッキを規制していくようにしか見えないのがちょっと問題ですね。ちょっと支配的なデッキが現れただけで禁止論が叫ばれるようになるのは避けられない。……とはいえ、どうしようもないんですがね。ユーザー側にそこまで汲み取れというのはちょっと無茶が過ぎるし。これ以降の環境調整で信頼を取り戻していくしかないです(これ前の時も、前々回の時も思ったけどな!)。
▽禁止以外の環境調整方法
WotCとしては、3度目の禁止発行は是が非でも避けたかったようで、いろいろなことを検討したと記事にあります。結果的に、それらは問題を解決する以上に新たな問題を生むとしてボツになったようですが、真面目に議論に上がる程度には有り得るものとして扱われているのは面白いなと思いました(そして、実現しなくてよかったと思いました)。
1.組み合わせ禁止
『霊気池の驚異』と『絶え間ない飢餓、ウラモグ』を同じデッキに投入できないというもの。後継であるDMで採用されている調整方法ですね。
「ウラモグが出てくるのが悪いなら出てこなくすればいいじゃない」というある意味根本的な解決ですが、単純にわかりにくすぎる……。霊気池もウラモグも単体で充分に構築クラスのカードなので、禁止発行して紙クズになりました~、という事態こそ緩和されるものの、デッキリストチェックなんかが大変になるだけではないかなと思います。1組だけならまだわかりやすいですが、複数出てきたりすると訳わからなくなりますしね。制度として新たに設けるほど効果的な案ではないでしょう。
2.パワーレベル・エラッタ
この場合のエラッタ対象は『霊気池の驚異』。これは最悪手、印刷されている物と実際の効果が違うというのは避けるべきでしょう。ゲーム内での混乱を生むこの案は他に比べても影響が大きすぎる。日本人は誤訳のせいでカードとオラクルが違うことには慣れてるけどね(それもどうなの?)。
[エラッタ案]
・マナ・コストを増やす
⇒類似カードから、6マナくらいが適正か?
・起動エネルギーを増やす
⇒8~10程度
・自力でのエネルギー取得能力を削る
⇒エネルギーのテーマである自己完結に反する上、組細工1枚で起動可能には変わらず、スタンダードでは効果が薄い割に下環境で使える目がなくなる。
・唱えない
⇒たぶん一番マシ、だけどパーマネントのみになってしまうのも残念。
3.特別再録
インスタント禁止に対抗するにはインスタントスピードで再録するしかない。
ここで例に上がっていたのは『真髄の針』『強迫』でした。番外カードに追加するイメージですかね。もし、やるのであれば強迫でしょうか。真髄の針はもう5年前(RTR)のレアカードですから、それが必須の環境になるのはスタンダードとして余りにも良くないが、レアカードを入れる枠って難しいですしね。強迫はコモンカードなのでどっかには入れることができるでしょうし、つい最近までスタンダードに居たので流通もばっちしという話(炎の鞭打ちみたいなことにはならない)。
話がズレますが、針っていうほど対策になりますかね?造反者の解放とか考えると霊気池はそこまで苦にしないような気がします。エネルギーは問題なくためられて、回す瞬間だけ割れば良いし。
どれもこれも……。挑戦的なのはいいんですけど、ちょっと無謀ですよねぇ。特別再録、というか番外カードを活用するのはアリかなと思ってますが、印刷量を確保できないならやめるべきだと思います。
▽禁止の是非
は、ともかくとして、個人的には賛成です。ゲーム環境を見て禁止が必要と判断したのなら、それはやるべきだと思っています。禁止を出したくないあまり『集合した中隊』を様子見するくらいならね。
◆今後のスタンダード
▽禁止発行は来週月曜日
即時じゃないので、金曜日は霊気池メタちゃんと持っていこうな?
独楽は即死だったけどこの辺って気分?
▽霊気池デッキ亡きあと
残るデッキではゾンビ・機体が最右翼でしょうし、とりあえずはアグロ環境になるのかなあ、やだなあ。それらに合わせたBG系ミッドレンジやボードコントロールが続いて出てくる感じになるのかな。禁止後の大型大会はいつだ?
◆とりあえずは禁止の話
▽新禁止カード『霊気池の驚異』⇒禁止基準は?
メタゲームの支配率(30%超)ももちろんなのですが、「4ターン目に勝負を決する可能性のある2枚コンボ」という所が一番大きな理由みたいです。これは先に禁止された『守護フェリダー』&『サヒーリ・ライ』のコピーキャット・コンボにも通ずる概念であり、どうやら現在のスタンダードにおける禁止基準はこの辺にあるようです。
・異常な汎用性 … 『密輸人の回転翼機』
・オーバーパワー … 『約束された終末、エムラクール』
・即死コンボ … 『守護フェリダー』『霊気池の驚異』
・その他 … 『反射魔道士』
『反射魔道士』については、ちょっと違うと思うんですよね。禁止後の環境調整のため、が一番大きいところだと思います(ついでにバントカンパニー事件のハラキリ)。あとは「不快さ」というよくわからない基準もありますが、まあコミュニティからのフィードバック……でいいのかな。エムラクール・反射魔道士・霊気池なんかはこれにも該当するでしょうね。
ただ、これを傍から見た場合には単純にトップメタに躍り出たデッキを規制していくようにしか見えないのがちょっと問題ですね。ちょっと支配的なデッキが現れただけで禁止論が叫ばれるようになるのは避けられない。……とはいえ、どうしようもないんですがね。ユーザー側にそこまで汲み取れというのはちょっと無茶が過ぎるし。これ以降の環境調整で信頼を取り戻していくしかないです(これ前の時も、前々回の時も思ったけどな!)。
▽禁止以外の環境調整方法
WotCとしては、3度目の禁止発行は是が非でも避けたかったようで、いろいろなことを検討したと記事にあります。結果的に、それらは問題を解決する以上に新たな問題を生むとしてボツになったようですが、真面目に議論に上がる程度には有り得るものとして扱われているのは面白いなと思いました(そして、実現しなくてよかったと思いました)。
1.組み合わせ禁止
『霊気池の驚異』と『絶え間ない飢餓、ウラモグ』を同じデッキに投入できないというもの。後継であるDMで採用されている調整方法ですね。
「ウラモグが出てくるのが悪いなら出てこなくすればいいじゃない」というある意味根本的な解決ですが、単純にわかりにくすぎる……。霊気池もウラモグも単体で充分に構築クラスのカードなので、禁止発行して紙クズになりました~、という事態こそ緩和されるものの、デッキリストチェックなんかが大変になるだけではないかなと思います。1組だけならまだわかりやすいですが、複数出てきたりすると訳わからなくなりますしね。制度として新たに設けるほど効果的な案ではないでしょう。
2.パワーレベル・エラッタ
この場合のエラッタ対象は『霊気池の驚異』。これは最悪手、印刷されている物と実際の効果が違うというのは避けるべきでしょう。ゲーム内での混乱を生むこの案は他に比べても影響が大きすぎる。日本人は誤訳のせいでカードとオラクルが違うことには慣れてるけどね(それもどうなの?)。
[エラッタ案]
・マナ・コストを増やす
⇒類似カードから、6マナくらいが適正か?
・起動エネルギーを増やす
⇒8~10程度
・自力でのエネルギー取得能力を削る
⇒エネルギーのテーマである自己完結に反する上、組細工1枚で起動可能には変わらず、スタンダードでは効果が薄い割に下環境で使える目がなくなる。
・唱えない
⇒たぶん一番マシ、だけどパーマネントのみになってしまうのも残念。
3.特別再録
インスタント禁止に対抗するにはインスタントスピードで再録するしかない。
ここで例に上がっていたのは『真髄の針』『強迫』でした。番外カードに追加するイメージですかね。もし、やるのであれば強迫でしょうか。真髄の針はもう5年前(RTR)のレアカードですから、それが必須の環境になるのはスタンダードとして余りにも良くないが、レアカードを入れる枠って難しいですしね。強迫はコモンカードなのでどっかには入れることができるでしょうし、つい最近までスタンダードに居たので流通もばっちしという話(炎の鞭打ちみたいなことにはならない)。
話がズレますが、針っていうほど対策になりますかね?造反者の解放とか考えると霊気池はそこまで苦にしないような気がします。エネルギーは問題なくためられて、回す瞬間だけ割れば良いし。
どれもこれも……。挑戦的なのはいいんですけど、ちょっと無謀ですよねぇ。特別再録、というか番外カードを活用するのはアリかなと思ってますが、印刷量を確保できないならやめるべきだと思います。
▽禁止の是非
は、ともかくとして、個人的には賛成です。ゲーム環境を見て禁止が必要と判断したのなら、それはやるべきだと思っています。禁止を出したくないあまり『集合した中隊』を様子見するくらいならね。
◆今後のスタンダード
▽禁止発行は来週月曜日
即時じゃないので、金曜日は霊気池メタちゃんと持っていこうな?
独楽は即死だったけどこの辺って気分?
▽霊気池デッキ亡きあと
残るデッキではゾンビ・機体が最右翼でしょうし、とりあえずはアグロ環境になるのかなあ、やだなあ。それらに合わせたBG系ミッドレンジやボードコントロールが続いて出てくる感じになるのかな。禁止後の大型大会はいつだ?
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